先週の安田記念を制したのは、8番人気のシックスペンス(武豊騎手)。勝ちタイムは1分32秒1、2着はワールズエンドとガイアフォースの同着という波乱の決着となった。
シックスペンスはマイラーズカップからの転厩2戦目。国枝厩舎はダート路線でのG1制覇も探っていたが、芝に戻して答えを出した。「前に行っても粘れる状態に仕上げた」という陣営のピーキングが見事に的中した形だ。
そして光ったのが武豊騎手の騎乗だ。逃げるワールズエンドを行かせて2番手につけ、後続の動きを見ながらワンテンポ仕掛けを遅らせた。「直感が導くレースデザイン」と呼ぶべき判断で、これでG1最年少・最年長勝利の両記録を保持する、まさにミスター日本競馬の偉業となった。
予想の反省とラップ分析
私は「差し決着」と決めつけ、先行したシックスペンスやワールズエンドにはE評価(10回に1回勝つかどうかのワンチャン評価)しか与えておらず、見事に外した。レースはワールズエンドが前半3ハロン34秒5/後半34秒2で運ぶ絶好の前残りペース。完全な前有利のトラックバイアスとなり、上がりも11秒6でまとめられた。
TARGETの補正タイムは「118」。例年の安田記念が122前後で決着していることを思えば、ややレベルの低い一戦だった。本命視したガイアフォースは追い込み届かずの2着同着、トロバトーレは位置取りが絶望的でどうにもならなかった。
宝塚記念展望|上位人気馬の1週前追い切り
ここからは今週末の宝塚記念。雨で時計を要する追い切りだったが、主力は1週前の段階で概ね順調だ。 クロワデュノールの不安要素
想定1番人気のクロワデュノール。斉藤崇史調教師は「息遣いも悪くない」とするが、春G1・3戦目で、前走の長距離による疲労の蓄積が気になる。1週前追い切りは84秒1と遅く、ラストも11.4→11.6の減速ラップ。好調時の加速ラップでまとめてきた過去と比べると、前走以上の出来とは思えない。前人未到の春古馬三冠がかかるが、相手も揃っており、1番人気なら私は手を出したくない。
レース傾向と求められる水準
宝塚記念はラスト4〜5ハロンが12秒台に入る持久力戦になりやすく、馬場も渋りがちでタフな流れになる。メイショウタバルのように11秒後半〜12秒前半を一定で刻める馬は、後続のスタミナを削れて強い。補正タイムでは勝ち負けに「100(基準値換算で約125)」が必要で、安定して95前後を出せるダノンデサイルに強みがある。
新馬戦回顧と今後の配信
金曜に取り上げたジョドレルバンク(エフフォーリア産駒、クロワデュノールの近親)が圧勝。520kgを超える雄大な馬体で、まだ余裕のある勝ち方だった。大物感があり今後が非常に楽しみだ。水曜配信では予想理論に加え、こうした気になった新馬戦の回顧も取り入れていきたい。
Substackも読者が増え、安田記念で推奨したガイアフォースを馬券に入れて的中したとの嬉しい声もいただいた。日々のつぶやきや天候情報も発信していくので、ぜひ絡んでいただければと思う。









