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オークス回顧とダービー展望|ジュウリョクピエロの衝撃、そして2強を脅かす穴馬2頭
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オークス回顧とダービー展望|ジュウリョクピエロの衝撃、そして2強を脅かす穴馬2頭

ジュウリョクピエロと今村聖奈の快挙

オークスを制したのはジュウリョクピエロ。鞍上は今村聖奈騎手。日本人女性騎手として初のG1制覇という歴史的一戦になった。

パドックでは発汗が目立ち、買いづらい印象だった。しかし前走のラップを振り返ると、11秒台前半を5連続で刻む底力がある馬。その持続力がそのまま勝因になった。初の東京2400m、初のG1騎乗であれだけ迷いのない騎乗をした今村騎手のメンタルは称賛に値する。

スターアニスの敗因は「距離」だけではない

桜花賞馬スターアニスは12着に大敗。ただ、単純に「距離が持たなかった」とは思っていない。敗因は3つある。

1つ目は折り合い。スタートが良すぎて前に壁を作れず、1コーナーまでずっと掛かっていた。これだけでスタミナのロスは大きい。2つ目は勝負所でアランカール(武豊騎手)に蓋をされ、外に出せなかったこと。3つ目は追い出した瞬間に内にヨレており、左回り自体が合わない可能性があること。

上がり3ハロンは34秒3。2着ドリームコアと同じ脚を使えており、完全にバテたわけではない。秋華賞で右回りに替わり、人気を落とすようなら再び狙いたい。

オークスの水準とレース質

2着ドリームコアはパドックの出来が抜群で、ルメール騎手の好騎乗も光った。前半1000m通過62秒2は過去10年で最も遅い超スローペース。先行馬有利の展開だった。3着ラフターラインズはやはりワンテンポ遅く、カレンブーケドールのように「強いが勝ちきれない」タイプに映りつつある。

TARGETの補正タイムは113。ユーバーレーベン級で極端に低くはないが、超ハイレベルとも言えない水準だった。


ダービー展望──2強の死角はるか?

ダービーはロブチェンとリアライズシリウスの2強ムード。

ロブチェンの1週前追い切りはウッドコースで6ハロン80秒、ラスト11秒2と優秀。皐月賞では補正タイム115を出し、6ハロンを11秒台で走り切るロングスパート能力を証明済み。ただしストライドは7.7m程度とそこまで長くなく、東京の長い直線で本領を発揮できるかはやや疑問が残る。加えて「皐月賞とダービーの連勝は過去10年でコントレイルのみ」というジンクスも気になる。

リアライズシリウスは共同通信杯でストライド8mを記録しており、東京適性は高い。手塚調教師も自信を見せている。課題は父ポエティックフレアの血統で2400mの距離延長が持つかどうか。

なお上原佑厩舎は4頭出しだが、グリーンエナジーが軽い熱発で1週前追い切りを自重。やや厳しい状況になっている。

ストライド分析で急浮上する穴馬2頭

走法データを見て驚いた馬が2頭いる。

1頭目は青葉賞組のゴーイントゥスカイ。直線でピッチを上げながらストライドが8.1mを超えて伸び続けるという異常な走りをしている。通常、回転数を上げれば歩幅は縮む。それが最後まで伸び続けるのは完全に東京向き。コントレイル産駒×青葉賞組というジンクスはあるが、走法の魅力は本物。

2頭目はスプリングS組のアウダーシア(レーン騎手)。皐月賞をパスしてダービー一本に絞った馬で、中山の短い直線でもストライド8m超え、ラスト11秒4→11秒1を記録。東京替わりで上積みは大きい。

馬券の方向性

2強の馬連は堅実だがオッズの妙味が薄い。ゴーイントゥスカイかアウダーシアのどちらかを軸に、2強へ流すワイド馬券が面白いのではないか。最終予想は金曜日に改めて出す予定。


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