ヴィクトリアマイルは、1番人気エンブロイダリーが1分30秒9で快勝し、G1・3勝目を飾った。
アイサンサンがまさかの出遅れ、エリカエクスプレスがマイペースで逃げる展開となり、必要以上にペースが上がらなかった。道中は11秒2〜11秒3の速いラップが淡々と刻まれ、好位で運んだエンブロイダリーとルメール騎手にとっては理想的な流れ。早め先頭から余裕の押し切りだった。
ルメール騎手はこのレース歴代最多の5勝目となる。結果はエンブロイダリー、カムニャック、クイーンズウォークの1〜3番人気での決着。3連単3,670円と、「荒れるG1」の期待は見事に裏切られた。
2・3着馬の評価と穴馬の敗因
2着カムニャックについて、川田騎手は「しっかり我慢して良い走りだった」とコメント。友道調教師は「距離適性の差が出た。距離を延ばしていける」と語っており、本質的には中距離馬であることを示唆している。
3着クイーンズウォークは伸びてはいるが交わせず、西村騎手も「最後は脚色が一緒になった」と振り返った。前走の金鯱賞から見ても、まだ本調子には遠い印象だ。
補正タイム「119」が示すレベル
TARGETによる補正タイムは「119」。1分30秒9という絶対値は速いが、馬場差を補正すると、過去のアーモンドアイやソダシほどの超高水準ではないという冷静な評価になる。タイムの数字に惑わされず、レベルを正しく測れる補正タイムの価値を改めて感じる一戦だった。
オークス展望:追い切りから浮かぶ各馬の状態
1番人気想定のスターアニスは、1週間前追い切りが坂路単走57秒5と極めて軽い内容。輸送を考慮しても疑問が残る。
逆に良化が目立つのがドリームコア。東京の左回りへの替わり、ルメール騎手の継続騎乗、調教内容と三拍子揃っており、注目に値する。
福永厩舎のアンジュドジョワも、福永調教師が「勝負になるラインにはいる」とコメントしており不気味な存在だ。
本命候補はラフターラインズ
軸として最も期待するのが、フローラSを勝ったラフターラインズだ。前走の走法データでは、直線後半でもストライドが約8mを維持したまま伸びており、東京コース向きの走りが明確に出ている。
ただし道中2ハロン目が12秒4と異常に緩んだレースだったため、過信は禁物。
それでも、スタニングローズやローズバドと同じ薔薇一族の出身という血統的裏付けは大きい。
馬券戦略
スターアニスを消し、現時点では、ラフターラインズからドリームコアなどへ流すワイド勝負を軸に考えている。
「軸馬をどれにするか」を見極められるかどうかが、馬券の鍵になりそうだ。
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